まほやくメインスト2部16章感想

今日17章更新なのですが、16章の感想を残しておきます。

15章の感想

死にそう担当の東

東毎回輪番で死にそうになっている。1部とか東祝祭とか1.5部とか…。

これでまだフィガロの仕込みが破裂してないってマジ?って感じですね。でもここまで来るとマイナスの方向には破裂しなさそうで、信じていいのか…?と思っています。

ファウストがシノの賢さについて想いを馳せるシーンが好きだし、シノが(そして彼が言う通りヒースクリフも)ファウストが何者なのかを察しつつあるところに、彼らの関係も変化しつつあることを感じてドキドキしました。メインストで容赦なく不可逆な変化を突きつけてくるのでたまらん…。

シノとヒースクリフの魂の癒着、ある意味彼らが一番上手に息ができるところを探した結果なんだろうなと思った。シノはもちろんのこと、両親にあれだけ愛されているヒースクリフも愛されているが故に孤独だったように見える。その中で離れがたい約束を結んでしまったのは呪いに見えるくらい切実な絆だなと感じた。

ところで私はシノが好きなので、彼の焦りもファウストに対する不信も甘えも何もかもいいなあと思って読んでいました。(突発もくりでも100回くらいシノが好きなんですよねえ…という話をした)シノとファウスト先生好きかもな…。

東本当に絶妙なバランス感覚というか、今の居心地の良い距離感に甘えているんだけど、それが多分これから崩れていく中でどうやってもう一度居心地の良さを作っていくのかが楽しみです。

カインとオーエンの話

全然来ると思ったなかったので予想外のところからぶっ刺された。

オーエンが「嘘をつかない誠実なやつなんて、人は誰も信用しない」すごくわかるなと思っていて、私は取引において下心を見せないのって逆に怖い気がするんですよね。本当に100%の信頼を預けられることは普通の人間には恐怖だと思っていて、私はだからアレクはファウストを裏切ったんじゃないかと思ってるんですが…。(ファウストが権力や名誉を要求していたらそれを与えることで彼の信頼を信じ得たけど、何も求めない相手の信頼を信じるのは難しい)

実際カインのこと政治ができそうと思っていたけど、今回の話を読んでリケとオズよりマシだけど全然そんなことないな!と思った。陽気で社交的だけど別に交渉上手では多分ない。ないんだけど、やるべきと思った時にできるのはマジで頭の回転が速くて騎士団長になった男だなーと思いました。カイン、できるけどやらないことがいっぱいありそう。

しかしカインは嫉妬のようなマイナスの感情を塗り替えるか、感じないかであって、それを扱うほど自覚的でないというのはめちゃくちゃ良くて、多分オーエンもそういうところを暴きたくてたまんないんだろうな〜。口喧嘩に負けるな。逃げるな。

拳と拳をくっつけるやつがめちゃくちゃに好きなのでいつかやってくれー!!!!!と思ったけどやったら私が死ぬと思う。