バディミッションBOND感想

GWのみんなでトライアルでプレイしてうっかりハマったバディミの感想です。

バディストーリーもちょっと読んでるけどほぼメインミッションとアナザーの感想…というよりはネタバレ抜きですってんころりんした部分の話をしているだけの記事です。

後半ネタバレあります。

バディミ、元々発売前に友人から教えてもらっていて、発売後も評判良かったのでずっとやりたかったゲームでした。ただ、みんなでトライアルがなかったらずるずる先延ばしにしていた気がするし、やってみた感じ普通の体験版部分だとここまで刺さらなかったかもなあ…と思うので、みんなでトライアル良い企画だったなーと感じました。私は結局終わらなかったので買いました。ゲームがDLで買える時代だからこそこういう体験ができるのは面白かったです。

ストーリーは後述するあれそれがめちゃくちゃ好きな関係性だったので、それだけで1億点!となっており、あまり説得力がないのですが、それ抜きにしても良かったなと思います。主人公であるルークのキャラクターに筋が通っているので、余計なストレスがなくて、「上手い」ストーリー立てでした。バディもの、事件ものが好きなら楽しめるんじゃないかなーと思いました。

キャラクターは後述するあれそれがめちゃくちゃ好きな関係性だったので、それだけで1億点!となっており、あまり説得力がないのですが(二度目)、王道なようで微妙に外したキャラクター立てが面白かったです。ルークが熱血刑事と見せかけてクレバーな部分があったり、アーロンが強面お兄さんに見えて可愛いところもあったり、目端が利くタイプだったりとか。

結構モブキャラもとい、いろんな事件を通して出会う人々の描き方も好感が持てたし、だからこそ終盤の推理パートなんかは胸熱…という感じでした。

私はいまいちモクマさんとチェズレイのことは理解できてないんですが、その辺は多分バディストーリーとかサブストーリーで明かされていくのかなーと思っているので楽しみにしています。

ちなみに第一印象で好きなキャラはチェズレイかなーと思っていました。思って…いたんだよ…。

ゲームシステムはなんかもうただただ潜入の音ゲーのようなボタン押しがなければ…。

あれいまいちどこがPerfectの基準なのかわからないし、テレビに映してプレイしていたのですがBluetoothのせいか微妙にコントローラを押すのと判定のタイミングがずれる感じがして全然楽しくなかったです。アクションゲームにするならそれこそ各キャラの固有モーションで戦闘できるようにしてからアクションさせてほしいし、そこまで作り込めないなら雑アクション要素要らなかったんじゃないかな…。

潜入パート自体は、私はそこまでつまらんと思わなかったのですが(音ゲーを除く)、ストーリー回収で周回することを考えると「め、めんどい…」となったので、潜入を楽しく遊ぶためにはストーリー回収の条件になっていない方が良かった気がする。少なくとも複数回遊んで楽しいかって言われると…なところが…。

というわけでここから先ネタバレを書きます。


友達からもやったほうがいいよオーラを出してもらいつつ、しかし全然ネタバレも踏まなかったのでMission8まで全然気がつかなかったんですよね…幼馴染…。

私はナジミスト(幼馴染愛好家のこと)ですが、その中でも一番ドツボの関係が「幼い頃互いに大きな影響を与える大事な存在だったのに、一度離れ離れになり、再会する」というやつです。

なので、端的に言ってルークとアーロンの関係性がなんかもう5000兆点なんですよね…。やーもっと早くプレイしておいて私…。

その上でアーロンが名前を与えて友達を救い、その名前でルークが生きていたのがなんかもうさらに好きでダメなんですね…。Mission16らへんずっと「ひー!!!!」って言いながらプレイしてた。妖怪か。

その上でバディミで一番好きだった部分が何かって言うと、ルークが正真正銘何者でもなく、ただ誰かを救いたいと願うヒーローでありたいという意志ひとつで絆を紡ぐところなんですよね。

ルークがバーンズ博士の息子であり、チップの鍵となるコードを持っているというミスリードに私も引っかかっていたわけですが、なんで引っかかるってこの手のパターンはめちゃくちゃ多いからなんですよね。貴種流離譚的な。

でもルークがDISCARDに立ち向かわなければならない理由は実は全然ないじゃないですか。エドワードのこともあるけれども、研究をどうすべきかを託された「ルーク」は彼でないわけで。

それでもルークがDISCARDとファントムを止めるのは、人を守りたいと言う彼の意志ひとつなわけで、運命に選ばれた子供でなくてもヒーロー足りうるというのがバディミのカラーとしてすごくマッチしていて良かったなと 思います。そこでこういう物語にハンドリングしてくれたことが、私は一番この作品上手いなと感じます。

ところでアーロンは多分最初から気づいてましたよね。少なくとも腕輪を取った時には気づいていたはず…。

私はアーロンが自分の与えたものを惜しんだ瞬間が全くなかった訳ではないと思っています。ただ、ルークが昔と変わらずヒーローであること、ハスマリーで得た家族をルークが同じように大切にしてくれたことに救われる、慰められたのではないかとも。

幼い頃に救って救われて、そうして今はお互い背中を預けあえる相棒になれたのが、なんかもう本当に良かった…という気持ちで泣いてました。

あんまりこの二人は未来の話はすれども過去の話はしないだろうなと思いつつ、違う場所で生きていた頃の話がいつかできるといいよねと思っています。

まーでも最高のバディだかんな!(床に大の字)

まだまだ読むものあるし、噂のドラマCDも気になるのでちょっとずつ進めていこうと思います。