はじめまして。お便りありがとうございます。
丁寧に物語を読んでいただけたことがすごく嬉しくて、ご感想を何度も読み返しては書いてよかったなと思いましたし、本の形で出すことができてよかったなと思いました。
お話を考えていた最初は、私は（そして私の考えていたオーエンも）うっかり物語のムードに飲まれて綺麗にカインの元を去っていくオーエンを考えていたんですが、だんだん「いや、うっかり雰囲気に飲まれかけたけどそんな結末納得できないでしょ」と思い始めて辿り着いた結末でした。
何百年経っても、互いをどれだけ愛していても、強者と独立の矜持を忘れることのないオーエンと（たとえオーエンがいなくなったとしても）世界を愛し世界に愛されているという自覚のあるカインのことが好きで、そういう気持ちでいつもカイオエを書いている気がします。
他の作品ですが、WEBで公開しているものは基本的にこのサイトにはあるはずです。
もし何か書ける日が来たら、そのときはまた読んでもらえたら嬉しいです。
本当にありがとうございました。